★「建築工事監理指針」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)の改定について
2016年10月21日「建築工事監理指針」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)が下記の通り改定され、公共事業の植樹の支柱材として、クレオソート油加圧注入丸太材が使用可能になりました。
23章3節 植樹 23.3.2材料 (c)支柱 (1)丸太
平成25年版(改定前)
「標仕」では、防腐処理加工は特記によるものとし、特記がなければ、加圧式防腐処
理木材を使用することとしている。特記がない場合に使用する防腐剤は、CUAZ-2、
CUAZ-3、AAC-1、AAC-2、NZN、ACQ等とする。
平成28年版(改定後)
「標仕」では、防腐処理加工は特記によるものとし、特記がなければ、JIS K 1570
(木材保存剤)に定める加圧注入用木材保存剤を用いた加圧式防腐処理丸太材を
使用することとしている。
※環境配慮型クレオソート油Rは、JIS K 1570(木材保存剤)に定められた加圧注入
用木材保存剤です。
★「森林土木木製構造物設計等指針の解説等」(林野庁)の改正について
2016年3月30日「森林土木木製構造物設計等指針の解説等」(林野庁)が下記の通り改正され、クレオソートについての不明瞭な記述が削除されました。
「4−7防腐処理等の計画」
(参考)木材保存剤と処理方法
1 防腐・防蟻処理に使用する木材保存剤は、人体への安全性及び環境への影響につ いて配慮され、かつ、JIS K 1570(木材保存剤)に定められた品質に適合したものとする。
★JIS K 1570(木材保存剤)改正
2013年12月20日 JIS K 1570が改正され、クレオソート油木材保存剤の品質の一部が、下記の通りに変更されました。
蒸留試験 255〜270℃の間の留出量 旧規格 20以下→新規格 26以下
木材保存剤(追補1)JIS K 1570:2013として、改正されたクレオソート油木材保存剤の品質部分のみが発行されましたので、他の部分については、改正前のJIS K 1570:2010をご覧ください。
詳しくは、下記の日本工業標準調査会JIS検索サイトでご確認ください。
http://www.jisc.go.jp/app/JPSO0020.html
★JIS K 1570(木材保存剤)改正
2010年9月21日 JIS K 1570が改正されました。クレオソート油木材保存剤については、家庭用品規制法に適合し、ベンゾピレン類などの有害物質を抑えた環境配慮型クレオソート油Rへの移行が全て完了したため、これに合わせた留出量に変更されました。クレオソート油中のベンゾピレン類の含有量を10mg/kgと規定したため、その分析方法が新たに追加されました。
★東京都建築工事標準仕様書(東京都財務局)改訂
2008年4月に東京都建築工事標準仕様書(東京都財務局)が改訂され、木工事に家庭用品規制法に適合するクレオソート油を用いた保存処理木材の使用が認められました。環境配慮型クレオソート油Rは、家庭用品規制法に適合したクレオソート油です。
★東京都土木材料仕様書(東京都建設局)改訂
2007年4月に、東京都土木材料仕様書(東京都建設局)が改訂され、植栽保護材料として使用する丸太の保存処理剤として、家庭用品規制法に適合するクレオソート油が認められました。環境配慮型クレオソート油Rは、家庭用品規制法に適合したクレオソート油です。
★「有害物ばく露作業報告書」提出義務のお知らせ
この度、労働安全衛生規則により、平成18年4月1日から平成19年3月31日までの1年間に、クレオソート油を500kg以上使用した事業所に対し、「有害物ばく露作業報告書」の提出が義務付けられました。これは、化学物質の使用実態を把握するために行われるもので、毎年、対象物が変更されます。報告義務のある場合、所定の用紙に記載いただき、平成19年6月30日までに、管轄の労働基準監督署に御提出ください。
★公共建築工事標準仕様書改定
公共建築工事標準仕様書(国土交通省)が改訂され、2007年3月6日に、平成19年版として発行されました。これに伴い、2007年3月中に全国各地で公共建築協会主催の説明会が開催されます。今回の改定で、建築工事編の平成16年版に規定されていた、クレオソート油の使用禁止が解除され、家庭用品規制法に適合したクレオソート油は使用できることになりました。環境配慮型クレオソート油Rは、家庭用品規制法に適合したクレオソート油です。建築関係だけでなく、土木、造園関係にも広くお使いいただくようお願い申し上げます。
★処理木材の分析体制整う
当普及会では、クレオソート油Rで防腐処理した木材中の規制3物質濃度を測定する体制が整いました。低価格で測定可能ですので、ご希望の方は当普及会へお問い合わせください。
★クレオソート油のJIS規格改正
2006年11月20日にJIS K 2439(クレオソート油・加工タール・タールピッチ)、JIS K 2425(クレオソート油・加工タール・タールピッチ試験方法)が改正されました。この改正で、クレオソート油Rの密度に配慮し、密度の基準が引き下げられました。解説によりJIS K 1570(木材保存剤)との関連性が明確になりました。
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